いよいよ今日、ベストアルバムの発売日を迎えました。
お店には昨日から並んでいたりするから、もう手に取ってくれた方もいるのかな。ありがとう。
また一つ、僕らの記録(レコード)を残す事ができました。
デビューして10年。結成からはもうちょっとあるけど、節目の年に、節目の作品をリリース出来た事、ありとあらゆる出来事に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
今月末の熊谷から、いよいよライブ活動も本格的に始まります。
冗談抜きに、ここからは一本一本、最後のライブのつもりで臨もうと思ってます。
…あ、解散とか休止の話じゃないからね。そんなつもりこれっぽっちもないですから。ご心配なく。
この10年の間に、色んな出会いや別れがあって。
そのどれもが、その瞬間にしかない輝きを放っていて。
経験にしか学ばなかった僕らにも、歴史…なんて言うにはまだまだ大袈裟だけれど、振り返られるだけの時間が出来ていて、その日々から今、多くの事を学べている気がしてね。
改めて、僕らの様なライブバンド(自分で言うのってなんともアレですが)にとって、やっぱりライブって言うのは、どんなに同じ曲順で、同じ会場で演ったところで、一本たりとも全く同じものは存在しなくて。
そこに集ってくれる君にも、また会える確証なんてどこにもなくて。
30年ちょっと生きてきて、別れは突然、なんの前触れもなく訪れるものなんだって事も、知ってさ。
いつ何がどうなるなんて、今までだって分からなかったけど、それは10年続けて来られた今も同じで。
ライブ一本、一曲、一フレーズにさえ、もう後悔したくなくて。
だから、これからのライブは僕らにとって、一本一本が、最期のライブになるんだと思うのね。
始まりの場所として、僕がもう15年以上お世話になっている熊谷VOGUE(あえてこう呼ばせてね)を選んだのには、そんな決意も込められていたりします。
今のLOST IN TIMEのライブに、是非触れに来て欲しいんです。
きっと今の僕らなら、君の力になれると思う。
バンドとしての新しい旅が、いよいよ始まります。
ライブハウスで会いましょう。
LOST IN TIME / 海北 大輔 (歌とベース たまにピアノ)